人気ブログランキング | 話題のタグを見る

美味しいコーヒーには理由(わけ)がある。

ftpmv.exblog.jp
ブログトップ
2014年 01月 16日

<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>① ~準備のための準備

<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>① ~準備のための準備_d0238262_17592034.jpg
コーヒーのサードウェーブ(詳しくはこちらなどを参考に)が叫ばれ、
すでに日本のコーヒーカルチャーをサードウェーブが刷新・牽引しています。
スペシャルティコーヒーというワードやコーヒー農園の名前が独り歩きする中で、
実は、このサードウェーブの要素には、「ダイレクトトレード」という
キーワードが含まれていて、フェアトレードの考えに類似する部分が多いのも特徴です。
ダイレクトトレードにも、中間業者をなるべく排除し、
これまで打撃を受けていた生産者に利益を還元する、という意思があります。
当然、その分、生産者には、良質な栽培・管理が求められるようになってきました。

豆乃木では2014年の事業計画に、
「メキシコ産マヤビニックコーヒー生豆の自社輸入」を最優先に掲げています。
3月にはメキシコへの訪問も予定しており、いよいよ、という段階です。
これまで「聞きかじった」だけで散乱しているコーヒーの生豆輸入に関する情報を、
ようやく本腰をいれて、調査し、マニュアルを自主作成しようという段階に来ています。
(そう、やることが遅いんです!)

さて、ここまで来て、何が言いたいかと言うと、
こんなに散々サードウェーブだ、ダイレクトトレードだ、と騒がれているのに、
WEBにも、雑誌にも、「輸入」に関しての記述がほとんど見当たらない。
あったとしても、生豆を10kg中米から輸入したというような個人的なもの。
ここまで情報が少ないと、ダイレクトトレードに興味がある人がいても、
なかなか個人輸入の域を飛び越えられないだろうと思う。
消費国が、ダイレクトトレードまたはフェアトレードによるコーヒー豆の
取扱い量を増やすことで、よりコーヒー生産国が私たちにとって
身近なものになる。
大げさでもなく、社会の価値観が変化する可能性があるかもしれない。

というわけで、今日から、
<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>と題して、
恥を忍んで、刻銘に記録していこうと思う。

無一文、というからには、当然、借入から始めるわけで・・・。
理想は、借入をして金利を払うくらいなら、その分、
生産者に還元するなり、お客さまにもっと安く販売したいところ。
そのための仕組みづくりは、来年以降の課題にはなるけれど、
すでにわくわくするようなアイデアがある。
これも近い将来、実現するだろう。

このまま突っ走ることにする。

「輸入の知識、あるんですか?」
「商社に任せた方が安心ですよ」
などなど、心配で声を掛けてくれる人がいる。
本当にありがたい。

別に、フェアトレードだといって正義を振りかざすつもりもなく、やりたいからやる。
勝算なんてない。
倒れない程度に、やりたいことをやるだけ。
難しく考えても仕方がないので、まずはやってみる。

<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>を参考にしてもらった方が、
参考にした結果、「やっぱりリスク高いよね」とダイレクトトレードを回避する流れが
生まれぬように、きっちり販売につなげることが、一番の使命。

<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>、
やや過激なタイトルとは裏腹に、かなり地を這うような地道な温もりを
感じていただきたい。

そしてユースフルな情報を提供できれば幸いです!
<無一文からコーヒー生豆を自社コンテナ輸入するまで>① ~準備のための準備_d0238262_18004339.jpg

mvcoffee.net

by ftp-maya | 2014-01-16 18:09 | コーヒー生豆の輸入に関して


<< <世界>との接点をまとめてみた...      <世界>との接点をまとめてみた... >>